日本茶について
昔も今も、日本で一番親しまれているお茶と言えば、やはり日本茶です。
八十八夜を過ぎると、新茶が出回り、新鮮でおいしい日本茶を楽しめますので、
様々な産地のお茶を試してみてください。
八十八夜とは
立春から数えて88日目の5月2日頃をさします。この頃に摘まれたお茶が一番茶(新茶)になります。一度葉を摘んだ後、7月頃に2番茶、8月頃に3番茶が摘まれていき、一番茶、二番茶と順を追うごとに渋みが増します。八十八夜に摘まれたお茶をいただくと、不老長寿で縁起がよい、などといわれています。
日本茶の種類
日本茶(不発酵茶)、烏龍茶(半発酵茶)、紅茶(発酵茶)はそもそも同じツバキ科の茶の木から作られていますが製造段階での加工法の違いから、それぞれお茶の色も味わいも全く違ったものになります。日本茶は加工法の違いから、様々な味わいのお茶に分かれます。
【煎茶】
日本で最も親しまれ、飲まれているお茶。
太陽の光を十分に浴びた若葉を摘み、
蒸してからもんで乾燥させたもので上級品ほど、
旨みや香りがよいです。
【深蒸し煎茶】
煎茶の蒸し時間を長くしたものです。
【番茶】
新芽を摘んだ後に残った葉や、夏・秋に摘んだ大きめのかたい葉を原料にしたもので製法はほぼ煎茶と同じです。また、煎茶を作る工程で取りのぞかれた大きい葉も番茶になります。
【玉露】
茶の木に覆いをかぶせるなどして、葉に直射日光に当てないように栽培したもので旨み成分を多く含み、渋みの少ない高級茶です。
【かぶせ茶】
玉露と煎茶の中間的な存在です。
【ほうじ茶】
番茶や煎茶を強火で香ばしく煎ったものです。
渋みがなく、やさしい味わい。
カフェインの含有量が少ないので
お子様やご年配の方、
また就寝前にも安心して飲めます。
【玄米茶】
煎茶や番茶に、炒った玄米を混ぜたもの。
香ばしい香りが特徴。
【茎茶】
茎を集めて作られたお茶。
【抹茶】
玉露と同じように育てた茶をもまずに乾燥させ、
臼で挽いて粉末状にしたもの。
煎茶の淹れ方の基本
お茶は一般的に、熱いお湯で淹れると渋みが強くなり、低い温度で淹れると旨みや甘みが強くなります。旨み成分の多い玉露を低めの温度で淹れるのは、旨み成分を十分引き出すためです。
1. 沸騰した湯を急須に入れて急須を温める。
2. 湯のみ茶碗に沸騰した湯を8分目くらい注いで適温まで冷ます。
3. 急須の湯を捨て、人数分の茶葉を急須に入れる。
4. 湯のみ茶碗に注いでおいた湯を急須に入れ、1分ほど待ってから湯のみ茶碗に均等に少しずつ注ぐ。
(濃さが均等になるように、はじめにお茶を注いだ順番と逆に、A→B→C、C→B→Aと注いでいく)
最後の一滴まで完全に注ぎ切る。
5. 二煎目は、茶葉が開いているので、急須に湯を入れたらすぐに湯のみ茶碗に注ぐ。
日本茶の産地
日本では各地でお茶が生産されており、産地ごとに狭山・宇治・静岡・伊勢・やぶきた・八女・嬉野などと呼ばれています。産地ごとに味・香り・色など特徴がありますので、各産地のお茶を試して、お気に入りを見つけて下さい。
保存方法
お茶は高温多湿を嫌い、光に弱い性質があります。
保管状況によっては、香りや味がおちてしまうこともあるので、注意が必要です。
商品の回転が早いお店で買い、新鮮なうち(購入してから1〜2週間くらい)にいただく。
湿気を防ぐため、密閉性の高い容器に入れて保管。
涼しい場所に置き、暖房のそばに置かない。
他の食品等の匂いが移りやすいので、匂いの強いものを近くに置かない。
酸化しないよう、空気に触れさせず、直射日光にあてないようにする。
長期の保存には向かないので、できるだけ早めに飲みきる。
冷蔵庫での保存は、冷蔵庫内の匂いが移ったり、湿気を吸ってしまう原因になるので、
避けた方がよい。
日本茶の効能
日本茶には、カテキンやビタミン類などが含まれています。リラックス効果、抗がん作用や風邪予防などの健康効果、虫歯や口臭を予防するなどの効果も知られています。